花の文化4
大きな流れがあれば、それに対してことさらさからった姿勢を選ぶ者も出てくるのは当然ということになる。
時流にさからう精神、そのもとには肥後モッコスとよばれる心情があるのだという説明もされている。
いずれにせよ、野菜 種をふくむ世界の花卉園芸史で、肥後六花の花連ほど極度の閉鎖性を発揮した例はない。
江戸期の雄藩の藩主は参勤交代で、江戸から花卉園芸文化を国に持ち帰り、それぞれなりに地元に造園その他に成果があった。
しかし後世に記憶されるほどになったものはすくない。
肥後六花についだものとしては、伊勢松阪のイセギク、イセハナショウブ、イセナデシコなどが有名になっている・イセナテシコは中国より渡来したセキチクの変化したもの、あるいは日本原産のカワラナデシコの中から選ばれたものと、その起源については両説あって、まだ定まらない。
花は花弁が裂けて長くなり、下垂して奇形となる。