日本の鉄鋼産業
現代では、ロートアイアンなどのようなものとしてあらゆるところで使用されていますね。
産業革命における蒸気力の利用の発明は、この製鉄法の改良と組み合わされて、それ以後の150年くらいの間に、次々と溶鉱炉の大型化・・・
そして、平炉と転炉による近代的製鋼法の発達によって鋼(はがね)の大量生産が行なわれ、今日の形の製鉄法が完成しました。
鉄鋼は急速に良質で均一な、しかも安価な材料となったのです。
機械を用いる各種産業の大膨張と、鉄鋼業の大発展は、互いに刺激し合って今日に至りました。
中国においても、すでに唐の時代にコークスの使用が始まり、鉄はかなりの規模で製造されましたが、ただ武器と農具に利用され、生産に役だつ機械をつくることには使われなかったのです。
これが、西洋と東洋とのその後の発展の大きな分岐点となったのは注目すべきことです。
とくにヨーロッパにおいては、鉄鋼業の発展が近代資本主義経済の基盤をつくる大きな力となりました。
それゆえ、鉄鋼産業は「基幹産業」と呼ばれ、それ以後、ずっと集中独占的な性格を持ち続けています。